学生時代、地元の大きなお祭りに参加したときのことです。私たちは「連」と呼ばれるチームを組み、お祭りで踊ることになりました。夏の暑い時期の開催だったため、みんなで汗を拭くためのタオルを準備することにしました。しかし、ただ普通のタオルを人数分用意するだけでは面白くないという話になり、メンバーの一人が「オリジナルタオルを作ろう!」と提案しました。
早速、ネットでオリジナルタオルを作れるサービスを探してみると、デザインが凝ったものや刺繍入りのものは価格が高く、予算オーバーになりそうでした。そこで、私たちはシンプルなデザインにすることを決め、連の名前と学校名をタオルに入れてもらうことにしました。白地に文字だけという簡単なデザインでしたが、連帯感を持たせるには十分なアイテムになりました。
また、お祭り中に使うことを考え、少し厚手のタオルを選択。最低注文数をクリアしていたので問題なく発注できました。完成したタオルが届いたときは、チーム全員で確認し、タオルにプリントされた自分たちの名前を見てテンションが上がりました。
お祭り当日、このタオルは予想以上に活躍しました。暑さの中、踊りながらしっかり汗を拭けるだけでなく、周りの人たちからも「どこで作ったの?」と注目を集めました。チーム全員がおそろいのタオルを持っていることで、一体感がより深まった気がします。
この体験を通じて、オリジナルグッズを作る楽しさを知ると同時に、自分たちだけの特別な思い出を形にできる素晴らしさを実感しました。今でもそのタオルを見るたびに、夏祭りの熱気とチームで踊った日の思い出がよみがえります。